30代になり、健康管理と仕事のパフォーマンス維持を両立させるために、食事の「質」と「効率」は切り離せないテーマになりました。

特に潰瘍性大腸炎(UC)患者にとって、タンパク質摂取と脂質制限のバランスは常に悩みの種です。

私が「焼く」調理を卒業し、毎日「ゆで卵」を選ぶようになったのは、単にお腹に優しいからだけではありません。

そこには、驚くほど合理的なメリットが隠されていました。


1. 「油を使わない」ことがもたらす2つの恩恵

卵は「完全栄養食」と呼ばれるほど優れた食材ですが、調理法を間違えるとUCにはリスクになります。

  • お腹への優しさ: 目玉焼きやオムレツのようにフライパンで油を熱する必要がありません。追加の脂質を一切加えず、卵本来の良質な栄養だけを摂取できるゆで卵は、腸への負担が最小限です。

  • 洗い物が劇的に簡単: これが毎日の習慣にするための大きなポイントです。油を使った料理は、フライパンや皿にベタつきが残り、洗剤で念入りに洗う手間が発生します。しかし、ゆで卵なら**「鍋も皿も、サッと水洗いするだけで済む」**と言っても過言ではありません。この数分の短縮が、忙しい30代の夜や朝に余裕を生んでくれます。


2. 【時短術】お湯を沸かさない!「5分蒸し」のススメ

「ゆで卵は時間がかかる」というイメージを覆す、私の定番調理法です。

  1. フライパン(または小鍋)に卵を並べ、水を1cm入れる: たっぷりのお湯を沸かす時間は不要です。

  2. 火にかけて沸騰させ、沸騰したら蓋をして、中火にして4分加熱: 沸騰したら中火にすることを忘れずに。

  3. 火を止め、蓋をしたまま5分放置: 余熱で仕上げるのが、半熟にするコツです。

  4. 冷水に取る: これで、後片付けも簡単な「蒸しゆで卵」の完成です。

工程③のときに、5分放置で半熟のゆで卵、

6分以上放置で黄身の硬めなゆで卵になります。


3. 【保存版】ゆで卵は何日冷蔵保存できる?

「毎日作るのは面倒」という方のために、気になる保存期間についてまとめました。実は、生卵よりもゆで卵の方が賞味期限が短いので注意が必要です。

殻付きのまま冷蔵保存:3〜4日

殻が保護膜となるため、比較的長持ちします。私は週末に4〜5個まとめて作り、平日の朝食や間食として活用しています。

殻を剥いた状態で冷蔵保存:1〜2日

殻を剥くと一気に傷みやすくなります。その日のうちに食べるか、翌朝までには食べ切るのが安心です。

UC患者としての注意点

 私たちの腸は非常にデリケートです。「まだ大丈夫かな?」と迷うくらいなら、新鮮なうちに食べることを徹底しましょう。保存の際は、必ず冷蔵庫の奥(温度変化が少ない場所)に入れるのが鉄則です。


4. 消化を助ける「半熟」というセルフケア

UC患者にとって、もう一つの重要な視点は「消化スピード」です。 完全に固まった「固ゆで卵」よりも、「半熟卵」の方が胃腸の滞在時間が短く、消化の負担が少ないことが分かっています。

自分の体調に合わせて、「今日は少しお腹が重いから、いつもより少し柔らかめの半熟にしよう」といった微調整ができる。これこそが、自炊を通じた最高のリハビリであり、セルフケアです。


おわりに:シンプルこそ、最強の継続術

余計な油を削ぎ落とし、調理も片付けもシンプルにする。 ゆで卵習慣は、私にとって「お腹を守る盾」であると同時に、「時間にゆとりを作る知恵」でもあります。

ピカピカのままのフライパンを眺めながら、栄養たっぷりな半熟卵を頬張る。 そんな小さくも合理的な幸せが、UCと共に歩む30代の日常を支えてくれています。

皆さんも、明日から「1cmの水」で、新しい健康習慣を始めてみませんか?