見落としがちな「カラメル色素」。お腹の平和を守るために私が始めた、裏ラベルチェックの習慣
スーパーやコンビニで食品を手に取ったとき、裏面の「原材料名」をチェックしていますか?
潰瘍性大腸炎(UC)と共に生きる私にとって、この裏ラベルチェックは、自分の腸を守るための最前線の防衛策です。
私が特に意識して避けているのが「カラメル色素」です。
実はこの添加物、私たちが日常的に口にする醤油、ソース、カレールー、コーラ、さらには「健康そうに見える」茶色のパンや麺類まで、驚くほど広範囲に使用されています。
今回は、私がカラメル色素を控えるようになった理由と、それによって変わった食生活のカタチについてお話しします。
1. なぜ「カラメル色素」に注意するのか?
カラメル色素は、食品に美味しそうな「茶色」をつけるための着色料です。
「キャラメルと同じようなものだろう」と思われがちですが、実はその製造方法によって1〜4のタイプに分類されています。
なかでもアンモニウム化合物を用いて製造されるタイプ(クラスIII、IV)については、一部の研究で「腸内細菌叢への影響」や「炎症を助長する可能性」が指摘されることがあります。
UC患者にとって、腸内環境のバランスを保つことは、寛解を維持するための至上命題です。
「直ちに悪影響が出る」というわけではなくても、毎日摂取する調味料や加工食品から少しずつこれらの物質を体に入れることは、お腹にとって「余計なノイズ」になりかねない。
私はそう考えています。
2. 「茶色の罠」を回避する:意外な使用食品
カラメル色素を避けようと決めてから、私は自分の食卓がいかに「着色された茶色」に囲まれていたかに気づかされました。
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調味料: 安価な醤油、中濃ソース、カレールー、ドレッシング
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飲み物: コーラなどの炭酸飲料、一部のペットボトル茶
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加工食品: 佃煮、レトルトの牛丼やハンバーグ、お惣菜
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パン・菓子: 黒糖パン(実際はカラメルで色付けされたもの)、かりんとう、チョコレート
特に30代の男性が好む「ガッツリ系の濃い味付け」の食品には、高い確率でカラメル色素が使われています。
これらを避けることは、結果として「超加工食品(UPF)」の摂取を減らすことにも繋がり、お腹への負担をトータルで軽減してくれました。
3. 「無添加」を選ぶことで見えてきた本物の味
カラメル色素を避ける生活を始めると、自然と「無添加」や「伝統製法」の食品を選ぶようになります。
たとえば醤油であれば、原材料が「大豆、小麦、食塩」のみで作られたものを選びます。
余計な着色料が入っていない本物の醤油は、香りが高く、少量でも料理の味がバシッと決まります。
カレールーを使わずに、スパイスとトマト、炒め玉ねぎで作るカレーは、脂質も抑えられ、食後のお腹の重さが全く違います。
「制限」しているのではなく、「より質の高い、お腹が喜ぶものを選び直している」。
そう考えるようになってから、裏ラベルチェックは苦痛ではなく、自分を労わる楽しい儀式へと変わりました。
4. 80点のゆるさで、QOL(生活の質)を保つ
ここで一つ大切なのは、「100%完璧を目指さない」ことです。
社会生活を送るうえで、外食や人からいただいた物の中にカラメル色素が含まれていることは避けられません。
そこで「あ、食べてしまった……」と後悔やストレスを感じることの方が、UCのお腹には毒になります。
あんまり気にしすぎもよくないと思うのです。
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家で使う基本の調味料(醤油、味噌、出汁)は徹底して良いものを選ぶ
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外食や付き合いの場では、気にせず楽しく食べる
この「家では厳しく、外ではゆるく」という80点ルールが、30代の忙しい日常と病気との共存を支える秘訣です。
おわりに:ラベルの向こう側にある「安心」を買う
「カラメル色素不使用」の食品を選ぶことは、一見すると手間もコストもかかるように思えるかもしれません。
しかし、その手間によって守られる「お腹の平和」は、何物にも代えがたい価値があります。
自分の体に入れるものが、何でできているかを知ること。 それは、自分の体調を他人に預けず、自分でコントロールするという決意の現れでもあります。
皆さんも、次のお買い物の時に、まずは醤油の裏ラベルをそっと覗いてみませんか? そこから、新しい「お腹に優しい、暮らしのカタチ。」が始まるかもしれません。